法政大学に移籍してはじめての春学期が終わりをむかえつつあります。この4か月は、新たな学生さんたちとの出会いに刺激を受けながら、めまぐるしく変化する時代に向き合うための「テクスト」を読み解く毎日でした。以下は、2024年の春学期にそれぞれの授業で扱った主な教材一覧です。
▶︎英米文学演習(学部ゼミ)
・ミシェル・ザウナー『Hマートで泣きながら』韓国系アメリカ人のメモワール
・ジーン・ルエン・ヤン『アメリカン・ボーン・チャイニーズ』中国系アメリカ人の自伝的グラフィックノベル
・ジュリー・オオツカ「Diem Perdidi」『スイマーズ』認知症をモチーフにした日系アメリカ人の短編小説
・映画『ムーラン』ディズニー映画のアニメ版と実写版
▶︎英米文学講義
・リオタール『ポストモダンの条件』
・ソンタグ『隠喩としての病い』
・ソンタグ『反解釈』
・ヴォネガット『スローターハウス5』
・ピンチョン『重力の虹』
・ベン・ブラット『数字が明かす小説の秘密』
▶︎2年次演習
・野口久美子『インディアンとカジノ』現代のネイティヴアメリカン文化を知るための必携の書
・ニコラス・ピレッジ『カジノ』スコセッシ監督によって映画化されたノンフィクション
・「アメリカ独立宣言」1776年の原文
・映画『ポカホンタス』ディズニー・アニメ
・シャーマン・アレクシー「グリーン・ワールド」ネイティヴ・アメリカンの著者による寓話