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近刊のご紹介

2020年2月に刊行予定の拙著『映画ノベライゼーションの世界:スクリーンから小説へ』のカバー見本が届きました。タイプライターに打ち出された言葉は、"Everything You Always Wanted to Know about Novelization." 

ウディ・アレンの「ぼやき」に始まり、ドン・デリーロの「瞑想」へと至る本書は、「それで結局、《ノベライズ》って(学問的に)おもしろいの?」という率直な疑問に対し、文学研究の立場から答えてみようとする試みです。

もちろん、かつて一世を風靡した角川映画のことや、原作者の死後に権利関係が複雑になってしまった『007』シリーズのこと、さらには、日本とアメリカが互いを求め合うようにして育て上げた『ゴジラ』シリーズとそのノベライズの関係など、私自身も調べていて「え、そんなことが?!」とつい驚いてしまった業界裏話も盛り沢山。

知りたくても誰に聞いてよいか分からなかったノベライゼーションのすべてを、ハンディな一冊にまとめた『映画ノベライゼーションの世界』。書店で見かけた際には、ぜひお手にとってみてください!

版元の小鳥遊書房の公式サイトは、こちらです。