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文字ノ音展、開催中です。

波戸岡研究室主催の展示「文字ノ音〜ことばの配列と印刷の技〜」が、明治大学生田図書館Gallery ZEROで始まりました。

会期は9月27日から10月27日までの一ヶ月間。

内容は、いかに活字を美しく配置するかという「タイポグラフィー」の文化史に思いをはせながら、19世紀から現代に至るまでの様々な書き手たちが、いかに「書物」なるものと格闘し、新しいアートを生み出してきたかを辿るものとなっています。

さて、今日は、その展示内容をご紹介します。

* * *

まず、ギャラリー内には、こんな感じの説明書きが、8枚ほど壁に貼られています。




ことばに促されて、下を見ると、そこにはこんな不思議な書物が……。



他にも、ページを塗りつぶされた書物や、一見するとただの白紙に見える奇妙な書物が並びます。



また、20世紀のあらゆる執筆活動を支えてきたタイプライターがあったり……




かと思えば、明大所蔵のケルムスコット・プレスの本物があったりします。




そして、会場正面の壁では、文字ノ音にまつわる特製スライドが上映されています。




上映プログラムは、こんな感じ。
1)文字ノ音 Book Reviews
2)朗読:『銀河鉄道の夜』より「活版処」
3)ドレミのうたのサイドストーリー
4)作家と映画とタイプライター
5)特別ゲスト・管啓次郎先生のポエトリーリーディング「佐渡 after Dazai」
6)メイキング:太宰治「佐渡」から管啓次郎「佐渡 after Dazai」へ


* * *

いかがでしたでしょうか?
ほかにも、ギャラリー内には本物や復刻版の歴史的文庫本を展示した「文庫本ノ系譜」や関連書籍の閲覧コーナーもあり、ギャラリー前室でも、活版印刷の展示やテレビでのクイズなどを放送を行っています。

とにかく盛りだくさんの「文字ノ音」展に、ぜひ一度、遊びに来てください!